俺はとしあき、花の小学2年生。
今日は日曜。アダムが麻雀しようと、道具一式持って俺の家にやって来た。
親父と母さんはやる気だ。俺はルールも知らないので断ろうとしたけど、
「とっしーも麻雀くらい覚えなきゃね、半荘でいいから付き合ってよ、息抜き位に思ってさ」
とアダムが言うのでやってみる事にした。とっしー言うな。
･･･ルールも大体飲み込めて、半荘終わったら1位だった。「あはは、強いなとっしー」
そう言って笑うアダムは最下位、目が笑ってない。渋々と千円札を数枚取り出し卓の上に置く。
どうやら金を賭けてたらしい。「･･･ふーん」母さんはそっぽを向く。
「はは、アダムに金貸してるんだろ？返してもらったと思えばいいじゃん」親父がズレた事を言う。
なんにせよ半荘付き合ったので、もう立ち去ろうとしたがアダムに止められた。
「もう半荘！今度は本気でやるからー！」ジタバタ駄々こねながら喚き散らす。
そのあまりの鬱陶しさに折れて、もう半荘やる事にした。
･･･なんか字牌が綺麗に揃ったのでアダムから和がったらそこでゲームが終わった。
アダムは金も返さず飛び出していった。　「･･･メドイさん、麻雀めどくなったね？」「･･･」