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「ひどいですー」 バイトのひどいさんが転んで泣きだすのは各日不断の事だが、それをゆびさし笑い転げる、半そでに半ズボンと身軽ななりをした、短髪の男がいる。「失敬なやつがいたもんだ」 俺が一人小言をごつと、地獄耳の2k君が口をはさむ。「ありゃサッカーの中田選手だよ、彼は箸が転げてもおかしい男と聞く」「ばあか、橋が転げるもんか」「お箸だよ痔悪化君、どら」2k君が割り箸を割り、机に転がす。すると男は、今度はその割り箸をゆびさし、大声でげらげら笑い出した。なるほど、箸が転げておかしいなら、ひどいさんが転げたっておかしいのは道理である。「彼が愉快に見えるかい?私は同情するよ。あれでは転がるボールを追う事もできまい」「そんな事はどうでもいい、やかましくってかなわん」「やれやれ君はたいがい不人情な男だね。・・・しかしはてな、おかしいぞ? 転げた箸は既に止まり、ひどい君も起立した。転げる物が無いのになぜ彼はまだ笑うのだろう?」一向にやまぬ百雷のごときけたたましい高笑いに、2k君は首をかしげる。なんの事はない。一人いるではないか、笑い転げる男が。あれは言うなれば自笑行為である。
うっわ、ひさびさにみた
久々〜それにしても出来のいい落語のようなオチだ
うまい!本人かどうか知らないけど、うまい!
>あれは言うなれば自笑行為である。相変わらずうまいこと言いやがる
文豪お久し
>相変わらずうまいこと言いやがるよし、念レス完全成功だ
久しぶりに見たけど以前と遜色ないないい仕事だ
ちくしょう何ヶ月ぶりだこのいいなあ
指差した二本の他は自分指し吹いた
やっぱりいい味出してるぜ
なんだか明治の匂いがしてきた
文豪マジかよ相変わらず美味い文だ
実に久しぶりになるほどと納得させてもらったよ
最後の締めが上手すぎる
文豪に初めて遭遇したぜしかし相変わらず読ませる文だな
上手いまずいぞ素直に関心してネタがひり出せねぇ!なんて奴だ
文のキレは少しも錆びてないなまた読めて楽しいよ
おお!久々にみたが、切れ味は相変わらずだなぁ
うまいこといったつもりか!うまいな
>>あれは言うなれば自笑行為である。>相変わらずうまいこと言いやがる念これは凄いわ・・・
これからスレ「」のことをうまいさんと呼ぼう
>これからスレ「」のことをうまいさんと呼ぼううまいこと言う奴め
久しぶり、覚えていてくれてマジありがとう・・・。じゃまた。
おう、次も頼むぜ
あいかわらず声に出して読みたい日本語だな
文豪おひさ相沢祐一読んだあとだからかいつも以上に巧く感じられる
去り際もかっけええええええええ
何この落語の教科書
>なるほど、箸が転げておかしいなら、ひどいさんが転げたっておかしいのは道理である。いやその理屈は・・・正しい・・・
久々に見たと思って読み進んでオチにやられた。アンタすげーわ
>相沢祐一読んだあとだからかいつも以上に巧く感じられる全くだ。活字に癒される