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客の忘れ物か、テーブルに置き去りにされたそれは、まるで顔の描かれたレモンのようであり、横長の波打つ口を先ほどからぱくつかせている。「店長、それってしもんきん!しもんきんじゃないですか!」そう言ってひどいさんがそれ─しもんきんといったか─を手に取る。「知っているのか雷電」と尋ねると彼女は、「食べ物ですよ、この点が本体で、これさえ無事なら自然に再生するんです」と、蚊のようにそばを旋回する小さな点を指差し、その点を避けてがぶりと噛みついた。すると驚いた事に、噛まれた部分からみるみる元のレモン形に生え戻ってゆくではないか。俺が「こいつは凄い」と感嘆すると、何故かひどいさんがえへんと胸を張り、「以前大ブームだったんですよ。最近はあまり見かけないけど、いっときdatなんか老若男女問わずしもんきんに扮するほどだったとかで・・・」などと薀蓄をたれ始めた。話を聞き流しながら、なんともたくましいものだと感心してしもんきんを見やると、いつ来たのか、えむいが「しもきん!しもんいんじゃないか!」と叫んでしもんきんを丸ごとバクリと一口。ひどいさんの目は点になったが、後には点も残らなかった。
うーん
忘れ物か、それとも置いていったのか
>「しもきん!しもんいんじゃないか!」微妙にtigauuuuuuuuuuuuuuuu!
>後には点も残らなかったMeひでぇ…
点も残らないだと…しもんきん…?しもんきぃぃぃぃん!!!
雷電?
>何故かひどいさんがえへんと胸を張りひどいさんの癖に生意気だ、ちょいと婚姻を結んでくる
これって前にも見たけどシリーズ化してるの?
えむい、容赦NEEEEEEEE!!!
相変わらず巧い
今回は画像にも注目だぜ!
>「知っているのか雷電」痔もやっぱり虹裏の住人なんだなあ話ろくに聞いてもらえないなんてひどいですー
台詞が多いから文豪「」文体が堪能できなくて残念。でも、しっかり落ちもあってGJ