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05/06/02(木)01:15:03 No.25507806
「ありがとう父さん……。俺やっとわかった気がする。父さんは普通の父親としては失格だけど、俺にとっては合格だよ」 「我が頭髪は陰毛の如し。空は青天井、セックスは青姦。全ては母なる大地に戻るまで、命を全うするだけだ」 「うん……何が言いたいのかさっぱりわかんねぇよ馬鹿親父。ありがとう父さん!早く病気治せよ!」 札束を握り締め、磯野カツオは自宅を飛び出した。その目にはもう迷いはない。 「フネよ。お前のあそこはガバガバだが、お前の産み落とした息子は屋久杉のようにドッシリとしておるわ!カハハハハ!!」 「ええ、あなた。本当に早く病気治せよ」 倦怠期の夫婦に冷たい木枯らしが吹きぬけた。 時は六月、ジューンブライド。 結婚という墓場にはまり込んだ磯野夫妻の亀裂は、さらに深まったという……(続く)
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