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05/04/28(木)02:16:13 No.24429285
「スパイディ、なんでスパイディにはスパイダーセンスなんてものがあるんだと思う?」 「私はね、私がこうやって映画みたり就職活動したり家事をやってくれたり、 そんな、スキンシップのために存在してると思うんだ」 正面を向いたまま、私はスパイディのマスクの間に手を入れていた。温かい。 スクリーンの中では白人の学生たちが嗜むようなキスを、笑って繰り返している。 「ところで映画は見ています?」マスクの下の頬を指でなぞる。幸せってきっとこういうものだ。 「スパイディ、帰りにケーキ屋へ寄ろう。我慢したくないんだ」 「そんなお金はない男スパイダーマン!。今月は苦しいからアイスかコーヒーだけじゃないと思う男!」 「それは興冷めだな、映画を語らう場所ではないと思う。家まで我慢しよう」 そうですね、それがいいと思う男!今日は自分が眠るまで、「」と遊んで欲しい男! もちろんさ。 スパイディが私の手を握ってくる。ちょっとだけこっちを向いて片目を閉じて、前を向いた。 だったらちゃんと映画を見ましょうね。お金を払ってるんですから。
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