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05/06/04(土)00:00:34 No.25561062
我慢の甲斐もなく、いつの間にか眠り込んでいたらしい、最寄駅のすぐ手前で2kに起こされた。 もっと早くに起こしてくれても良かったのに、と思わないでもないが、ともかく着いた。 後は家まで歩くだけ、なのだが。 2kが、夕飯の材料を買って行かないといけません、先に戻っていて下さい、と言う。 そういえば冷蔵庫の中にはろくなものが入っていなかったか。 しかし此処まで来てそんな水臭い事を言われても困る。 嫌と言われない限りは何処にでもついて行くつもりなのだ。
買い物籠に野菜を入れながら、隣を歩くあの人に今夜の献立は何が良いか尋ねる。 普段は彼の帰宅に合わせて用意しているため前もって聞いたりはしないのだが、夫婦ならばどうするのか、というのを私なりに考えてみた。 案の定というか、やはり急に尋ねられても答えられないものらしい。 では適当に作りますね、と言ったら、すまない、と謝られた。 成る程確かに主婦というものは、こういう時の相手の優柔不断に不満を抱くものだ。 夕食の献立一つで狭量な事だ、と思う。 何でも良いという事は、その人の作るものなら何でも不満はない、という事ではないか。
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