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05/05/28(土)01:33:17 No.25398003
病院に行ってくるよ、と彼が言った。 肩を診てもらいたいそうだ、確かに少し腫れ上がっている。 それなら私も、と一緒しようとしたのだが、やんわりと断られてしまった。 昨夜の事に負い目を感じているのだろうか、それとも今この場の空気が居心地悪いのだろうか。 私が、全然気にしてないですよ、だからいつもどおりにして下さい、と言えばいいのか。 白々しい、気にしてない訳無いのだ、彼も私も。 それがポジティブな感情か、ネガティブな感情かの違いはあれど。 そう言った所ですぐに元気になる彼でもないし。
扉を開けて部屋を出るあの人の背中を見送る。 いってきます、という横顔に浮かんだ、なんとも言えない苦笑が決意させた。 一緒に付いて行こう、拒否されたって構うものか。 待っていても進まないのなら、飛び込んでしまえば良い。 後先見ても仕様が無い、向こうが出来ないのなら、こちらがする。 帰ってくるまでに、仲直りしてやるのだ。
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