はろわ
うま

お　　ち
　　ん　　ちん

　チュピチュパア
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

５月２２日（日）　晴れ
　２２：２２.今、私はビデオにとったゾイドを見ながらこうして日記をつけている。しかし、コト姉の揺れるおっぱいも、ミィ様のカボパンも私の心を捉えることができない。
　奴だ。奴が扉の外にいる。
　毎週５日は、私は奴の地獄の責め苦を受ける。これは昨日の日記にもつけたことだが。
　扉の向こうで、奴が呟くのが聞こえる。恐ろしい。ルージきゅんの裸にも、全く身が入らない。
　今はまだ大丈夫だ。明日の１０時にならなければ、奴は私を捕らえることはしない。なぜなら、奴の目的地は明日の１０時にならなければそのあぎとを開くことがないからだ。
　だが、奴の責め苦はもはや口に出すこともできない。名状しがたき苦痛である。自分の経歴を一つ一つ詳らかに記された紙のようなものを突きつけられ、見知らぬ男や女が私を問い詰める。
　恐ろしい。
　時計の針が進む。もうだめだ。私の精神は、この緊張に耐えられない。
「はろわぁ…」強いて言えばそう聞こえる呟きを発し続ける奴が…

（日記はここで終わっている）

○月×日
ついに恐れていた事態が起こった。それはつまり私たちの死に直結する。
恐らくここももう長くはないだろう。我々にはアレに対抗しうる手段はない。
ないのだ。それに関して研究を続けてきた私が一番よく知っている。
だから最後の瞬間までこうして筆を取っているのは私なりの意ｚ
知るかそんなこと知るか死ぬ死ぬ死ぬチクショウチクショウチクショウチクショウ怖いよ怖いんだよ死にたくないしにたくな

いや！　そんな！　あの手は何だ！　窓に！　窓に！

今夜0時
　だれかが
　　　　　　・・・・・・・・・・犬

６月１０日
晴れ

○月○日
引きこもり生活４年目。一切外出せず、全ての物資を通信販売にて賄う。ずっとこんな生活が続いている。
人の温もりも忘れかけ、声の出し方も忘れかけ、それでも、確かな幸福。自己の内面とだけ会話し、妄想の中に生きがいを見つける。それは、まさしく最高の環境だ。
ここには不安もない。苦しみもない。あるのは、ただ暖かなコタツの温もりだけ。
さて、通帳の預金はもう０だ。残った時間。再び虹裏へと赴こう。

もはや万策尽きた。
10分としないうちに、私の命も尽きるだろう。
この手記が誰かの役に立つ事を祈る。

奴らは　　の　　が　　　
す　　　　　　　　ま

　　　　　　　　　　　　　か


（血糊で汚れていてこれ以上読めない…）

　月　日　金曜日

５月１１日
５月１２日
５月１３日

♪月☆日
た
　　　　　す
　　け
　　　　て