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05/05/29(日)20:32:38 No.25452788
「やっぱり変ですよ…メイドなんて。」 僕は友達の家で働くことになったのだが何かの手違いでメイドになってしまった。 「このスカートのひらひらしたの落ち着かないです。」 「まぁそういうな委員長、似合ってるぞ。」 そういいつつ僕の傍に寄り手を差し出す。 「ん…」反射的に目を瞑るとメガネを外された…。 「そっちのほうが似合ってる…」 メガネが無いと前が見えない…何処…メガネ……メガネ――だんだん混乱してきた… 「メガネを…かっ返してっ。」 「だ−めっ、仕事が終わるまで返さない、それと仕事中俺の事はご主人様って呼ぶんだ。」 仕事だろうがなんだろうが前が見えなければ何も出来ないのは相手も知ってるはずだ。 「……前が見えなくても…俺の傍にいればいいなんて―――いい仕事だろ?」 ……僕は…胸の奥できゅっとなにかが始まるような気がした。 そして同時にこのメイド服を着させたのも…手違いではなく、…僕はそのとき悟ったんだ。
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