虹裏探訪記・第三十九回「にじうら水族館」
老若男女に人気の施設、にじうら水族館「アクアリウムニジウラ」。
ここはモシオエビからヒタムハまで常時数百種類の海や川の生物が展示されている。
隣に建っているにじうら動物園と並ぶ程の種類のマニアックさが人気の秘密らしい。
施設内部にはシーレストラン「サンタナ」があり特魚（富山島の項参照）のムニエルや
シーフードカレー等が人気メニューだ。
最近の人気はホウライエソを筆頭とした喋る魚達で、早朝・昼時・深夜等時間を選ばず
町民達の話し相手になってくれていたり何かと心配したりと優しい魚達である。
取材時にも「おや、一介の魚でしかないこんな私にも取材ですか？これはどうも。
私はこの水槽の中の世界から出られないので外の様子がどうなのかは分かりませんが
せめて外の世界にいる皆様の心配くらいはしておきたいですからね。」と紳士に語っていた。
水の紳士ここにあり、といった所だろうか。