二次元裏@ふたば

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    114460 B04/12/08(水)01:39:54 No.20060005
    虹裏探訪記・第三十三回「としあきの産まれた日(4)」
    虹裏町・裏山
    「何で…使っちゃいけないんだよ。」
    あまりに唐突な事を言われ困惑する「」。
    「その付けようとしている名前に覚えは?」
    「無い。」
    「そうか…では君の父君の名前は?」
    「忘れたよ、第一俺の親父は4年前から行方不明だ。」
    「なるほど…やはり消えた“名前”の事は私しか記憶に無い…か。ならばなおさらだ!
     申し訳ないが君にその名前を付けさせる訳にはいかない!」
    「だから何でだよ!」
    「4年前の事件の原因がその名前である以上、再びそれが表に出ればまた4年前を繰り返すことになる。」
    「名前…だって?」
    「そうだ。4年前、事件が起きた時偶然商品の補充をするために私だけコンビニにいた。
     補充を終えて外に出た私が見たものは…記憶を失った住民達だった。」
    04/12/08(水)01:42:35 No.20060083
    「確か…俺もだけど大半の町民が名前を忘れたんだよな。」
    「うむ、しかし私はコンビニの防御システムに守られていたせいなのか記憶はそのままだった。
    そのおかげでもう一つ分かった事があった。…十傑集ですら忘れたもう一つの名前があったのだ。」
    「もしかして…。」
    「そうだ、そのもう一つの名前こそ君が自分の子につけようとしている“名前”なのだ!」
    「なっ…!第一、その名前が事件の原因だなんてさっぱり分からん!」
    「事件の後、記憶が残った私は独自に原因を解析し追求した。困難な解析で
    残念ながら完全には至らなかったものの大体の全容を掴む事が出来た。
    あの事件は何者かによる人為的なもの、しかもコンビニのシステムにも察知されないような
    かなり大掛かりなものということが分かった。
    事件の原因についてだが、これは事件当時の町の状況を思い出せば容易に想像がつく。」
    「状況…そういえばあの当時は“びるす”“桃太郎”と名乗った奴等が…。」
    04/12/08(水)01:43:48 No.20060119
    「それなら荒らしが消えるだけで良かった筈だ。あの当時、虹裏町の町民はコラ産業や自作絵等で
    町の内外問わず活躍していた。だが、他所での町民の活動に反感を持つものが多くなり
    しまいには虹裏町の住民を騙り狼藉を働く輩まで出た。…その結果がこれだ!
    我々は“名前”を持ったばかりにこのような目に遭ってしまったのだ!」
    「…じゃあ何で俺がその名前を考えていることが分かったんだよ。」
    「予兆だ。ここ数週間モッコスをはじめとした邪神やフローレンのようなその眷属共の行動が
    異常な程活発になっていてね、コンビニのAIを用いて調べたわけさ。
    どういうわけか全て君の行動が軸となっているようだったからね、少々調べさせてもらったよ。
    超文明の結晶であるコンビニのシステムを生かせば他人の思考を読み取ることは簡単だ。
    あとは今君が体験している通りの事だ。」
    「そんなの…理不尽じゃないか!」
    「あぁ、確かにこれは非常に理不尽な行為に値する、重ね重ね謝ろう。
    しかし事件以前の記憶が残って原因が明らかな以上、私はそれを未然に防ぐ義務があるのだ!」
    04/12/08(水)01:45:48 No.20060163
    「」の周りをサブレが取り囲む。
    「……。」
    「申し訳ないが名前は他の者に決めてもらうんだ。もし君が私に従うのであればサブレ達を
     引き下げて病院に向かわせてあげよう。君も大人なら聞き分けたまえ。」
    「だが断る。」
    「…!」

    「今産まれる子は俺とめどいの子だ、親が名前を付けないで誰が付ける?
     それに…そいつにつけてやる名前はその名前じゃなきゃダメなんだ、そんな気がする。」

    「ハッハハハハ、やはりそうか!「」君は少し痛い目を見ないと分からないようだな!」
    ムスカが叫ぶと同時にサブレの目が光った。
    「クソッ、しまっ――――――――――――」
    04/12/08(水)01:48:56 No.20060234
    にじうら病院・待合室
    「「」兄ちゃんまだこないのー?」
    「もうすぐ来るよぺけぴー。だから大人しくまってようね。」
    落ち着かないxpをmeがなだめる。
    「めどいさんは大丈夫なの?」
    2kが雪さんに様子を尋ねる。
    「今のところは落ち着いているみたいですね。「」さんはまだなのでしょうか…。」
    「うぉう雪ちゃん!あいかわらずいぃ〜尻してるねぇ〜。(サワサワ)」
    「きゃ!ノートン先生、何してるんですかぁ!(チャッ)」
    ノートン先生が背後から雪さんのお尻をダイレクトアタック(直接攻撃)する。
    「分かったからその銃を収めてくんな、話にくいったらありゃぁしねぇぜ。」
    雪さんはお尻を触られた瞬間銃を抜いていた。そのタイム僅かコンマ12秒。
    「あ、すみません。」
    04/12/08(水)01:49:22 No.20060241
    「「」がまだ戻ってこないのは分かるが少しは気ィ楽にしな。そんなんじゃ神経幾つあったって
     足りやしねえぜ?「」は根まで腐っちゃいねぇよ、きっと戻ってくるさ。」
    「そうですよね…。」
    「ぺけぴーっ!お腹空いたからって観葉植物食べちゃダメーっ!」
    病院の外は夕焼けが空を染めていた。


    「クク…回避したか。」
    「……(エンジンが一つ削ぎ落とされたか)。」
    サブレから放たれたビームを間一髪で避けたものの、ビームがジェットスライガーをかすり
    エンジンの一部分が溶け落ちる。
    04/12/08(水)01:50:09 No.20060262
    「やはり…もう一度考え直す気はないかね?」
    「くどいぞムスカ。俺は…俺の手で名前を付ける!」
    「ならばもう一度……何ッ!?」

    「ソォ――ドビッカァ――ッ!!」

    かけ声と共に剣が一体のサブレに突き刺さり爆発する。
    「レ、レオパルドン…あの野朗、いい所持って行きやがって!」
    そこには一体のロボットが悠然と立っていた。
    「東映版の面目躍如! スパイダーマン!」
    「馬鹿なッ!生体兵器の最高傑作と謳われたサブレが一撃で!?」
    唐突な援軍に驚きの色を隠せないムスカ。
    「ふむ、やはり苦戦しておるようだな「」よ。まぁこの大軍じゃ無理も無いがの。」
    04/12/08(水)01:51:11 No.20060289
    長いし読みにくいよ、しかも昨日よみ損ねたしorz
    04/12/08(水)01:51:23 No.20060295
    レオパルドンの肩に誰かが悠然と立っている。角のついたヘルメット、風になびくマント、
    「ムスカよ、もう寝なさい。」
    「陛下のジジイ!」
    「やれやれ…わしにだけ口の利き方がなっちょらんな全く。」
    「これはこれは陛下殿…まさか貴方も「」君を助けに?」
    「嫁が陣痛で苦しんでいる時には旦那がそばにいたほうがいい。どこかをほっつき歩いている
     旦那を迎えに来ただけじゃよ。」
    「ならば…陛下といえども容赦はしませんぞ!」
    「「」、早く行け!」
    「了解!」
    「」のジェットスライガーが裏山を越えようと爆走する。
    「やらせん!」
    再びサブレからビームが放たれるが何かによって弾かれる。
    「ワシを見くびっておるのか?」
    04/12/08(水)01:52:02 No.20060309
    >20060289
    保管庫行って読んで来い
    04/12/08(水)01:53:04 No.20060345
    手を前にかざした陛下が喋る。今のビームは陛下の衝撃波によって防がれていた。
    「クッ!まぁいい、まだ手はある…。」
    「」は無事に裏山を抜けたようだ。確認して一息つく。
    「だが陛下殿といえど無事では返さん!今はただの町長でしかない老人にサブレの一斉射撃は防げまい!」
    「ほぅ…?」
    裏山の空気が一変する。風は吹き、木々がざわめく。
    「…この威圧感、まさしく十傑集の!」
    そのプレッシャーをサブレも感知したのか、一機たりとも動かない。
    04/12/08(水)01:54:00 No.20060372
    >20060289
    >保管庫行って読んで来い
    めどいさん2ndもうちもまだみたいです昨日分…
    あと1時間ほどお待ち下さいorz
    04/12/08(水)01:54:34 No.20060387
    「ムスカよ、お前は一つ勘違いしている。確かにワシは一介の町長でしかないただの老いぼれかもしれんが…
     十傑集が頭目“衝撃の陛下”の二つ名…捨てたわけではないぞ?」
    陛下の威圧感が更に高まり多大なプレッシャーをムスカが襲う。
    「我が大いなる鉄機よ、遥かなる眠りより目覚め、我に仇名す者に永遠の眠りを…もう寝なさぁぁぁいっ!!」
    04/12/08(水)01:54:52 No.20060402
    陛下が手を掲げた時、時空が歪み中から巨大な質量が顕現する。それは陛下を模したような巨大なロボットだった
    「ヘイカリオン!イン、アクション!」
    その巨大ロボットの中に陛下が吸い込まれる。
    「スパイダーマン、早く終らせて病院に戻るぞ。」
    「百も承知、スパイダーマン!」

    「(めどい…待ってろよ…。取っておきの名前、考えたんだからな…。)」
    【「」・にじうら病院まであと2km】(続く)
    04/12/08(水)01:56:19 No.20060481
    陛下かっけえええええええ!!!
    04/12/08(水)01:57:52 No.20060538
    もう俺はゾクゾクしすぎてもうだめだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
    スレ「」思う存分書いてくれeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!!!!
    04/12/08(水)01:58:06 No.20060553
    ヘイカリオンにレオパルドン…恐るべきタッグだ
    04/12/08(水)01:59:08 No.20060588
    長いっ・・・・・・が、
    あんた最高だぁぁぁぁぁ!!!
    04/12/08(水)01:58:59 No.20060589
    お〜い、元凶のおっさんがレオパルドンに乗ってるのに気づいてるかー?
    04/12/08(水)01:59:06 No.20060592
    熱い!
    かっこいい!
    レスし辛い!
    04/12/08(水)01:58:57 No.20060596
    すまんスレ「」
    悪口のつもりはないんだ、いつもGJ&ご苦労様ですm(_ _)m
    04/12/08(水)01:59:18 No.20060600
    なんか妙にしっかりした文章だな・・
    04/12/08(水)02:06:16 No.20060861
    これで変形なんてしようものなら・・・あっあっあぁぁぁぁあぁあああ!!!
    04/12/08(水)02:12:26 No.20061093
    やばい、陛下が格好いい時の亀仙人に見えてきた
    04/12/08(水)02:13:36 No.20061138
    長くて完結するまで読まないつもりで居るのは俺だけでいい


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